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ビタミンD:骨と免疫を支える“太陽の栄養素”

はじめに:ビタミンD、侮れない働き!

ビタミンDは、日光を浴びることで体内でも合成される、まさに“太陽の栄養素”。骨の形成を促すだけでなく、免疫や筋機能、気分にも関与する、現代人にとって欠かせない存在です。

ビタミンDの主な機能って?

  • カルシウム吸収の促進:腸からのカルシウム吸収を高め、骨を強くします ()。
  • 骨の健康維持:不足するとくる病(子供)や骨軟化症(大人)を引き起こす可能性があります ()。
  • 免疫力サポート:病原体から身を守る免疫反応を助けます ()。
  • 筋肉・神経機能:筋収縮や神経伝達にも必要 ()。

1日にどれくらい必要?

年齢・状況 推奨量(1日あたり)
0–12ヶ月 10 µg(400 IU)
1–18歳 15 µg(600 IU)
19–70歳 15 µg(600 IU)
71歳以上 20 µg(800 IU)
妊・授乳期 15 µg(600 IU)

血清25(OH)D濃度が50 nmol/L(20 ng/mL)以上が推奨されます ()。

不足や過剰摂取のリスクは?

  • 不足:くる病・骨軟化症・免疫機能低下など
  • 過剰摂取:高カルシウム血症・腎障害のリスク。特に大量サプリは注意 ()。

効率よく摂る方法と食品

  • 日光浴:肌の露出と時間帯に注意し、紫外線ケアと両立を。
  • 食べ物:脂のある魚(鮭、サーモン、マグロ等)、卵黄、肝類、強化乳製品・シリアル ()。
  • サプリ:ビタミンD₂/D₃どちらでもOKだが、D₃のほうが血中増加が長く続く傾向あり ()。食事と一緒に摂ると吸収率アップ ()。

まとめ:ビタミンDは“骨と免疫のサポーター”

日差しと栄養両面からケアしたいビタミンD。骨の強化だけでなく、免疫・筋肉・神経の働きにも深く関与する栄養素です。適切に取り入れて、健やかな毎日をサポートしましょう。

出典