紫外線に負けない肌?緑茶カテキンの驚きのチカラ

驚きの健康習慣:緑茶を飲むだけで日焼け対策?

緑茶カテキン 日焼け対策のイメージ画像

えっ、飲むだけで紫外線ケア?

夏になると気になるのが紫外線による日焼け。毎日の外出で「日焼け止めを塗り忘れた!」という経験、ありませんか?
実は最近の研究で、緑茶カテキンを飲むことで、日焼けによる赤み(紅斑)を和らげる可能性があることがわかってきました。

イメージするなら「体の中にもう一枚、透明な日傘をさすようなもの」。もちろん実際に影ができるわけではありませんが、肌の炎症反応を抑える“補助的な守り”になるという意味です。

実はこれ、緑茶カテキンがカギ

緑茶に含まれるポリフェノールの一種「カテキン」は、抗酸化作用や抗炎症作用で知られています。
中でも EGCG(エピガロカテキンガレート) は研究が多く、肌に取り込まれることで紫外線による炎症反応を抑えることが示されています。

なぜ効くの?簡単にわかる仕組み

紫外線を浴びると、体内で炎症物質(PGE2や12-HETE)が増え、肌が赤くなります。
緑茶カテキンはこれらの炎症物質を減らし、肌の赤みを抑えることが研究で確認されています。
ただし、DNAダメージ(シミや老化の原因)への効果は限定的で、日焼け止めの代わりにはならないことも重要なポイントです。

やってみる?今すぐできる小さな一歩

「毎日ペットボトル1本の緑茶」や「カテキンサプリ」を取り入れるのも一つの方法です。
研究では6〜12週間の継続摂取で効果が出ています。
もちろん、日焼け止めや帽子などの基本的なケアと組み合わせることが大切です。

要するにどうすればいいの?

  • 緑茶カテキンは飲むだけで「内側からの紫外線対策」をサポート
  • 炎症を抑えることで日焼けによる赤みを軽減する可能性がある
  • 日焼け止めとの併用で、より安心な肌ケアができる

<#PR>おすすめの緑茶3選

じゃあ、本当に根拠はあるの?

この研究が教えてくれること

2021年に発表されたシステマティックレビューとメタ解析によると、緑茶カテキンの摂取は紫外線による紅斑(日焼けの赤み)を有意に減らすことが確認されました。

研究の中身を見てみよう

対象者・人数

健常な男女100名以上、年齢18〜65歳。

研究の方法

無作為化二重盲検プラセボ対照試験を含む6件の臨床試験。カテキンをカプセルや飲料で摂取。

評価項目と期間

6〜12週間にわたり、紫外線を当てた皮膚の「紅斑の強さ」を測定。

結果はどうだった?

緑茶カテキンを摂取した群では、低〜中程度の紫外線量で有意に赤みが軽減(p=0.002)。
ただし、強い紫外線やDNAダメージに対する効果は限定的。

著者たちはどう結論づけた?

「緑茶カテキンは紫外線による炎症を抑え、日焼け止めと併用することで効果的な“内側からの光防御”となりうる」と結論づけています。

まとめ

緑茶カテキンは、飲むだけで日焼けによる赤みを抑える可能性があります。
ただし、日焼け止めの代わりにはならず、「補助的な紫外線ケア」として取り入れるのがベストです。
毎日の一杯が、未来の肌を守る小さな投資になるかもしれません。

出典:この情報のもとになった論文

論文タイトル著者掲載誌発行年
Green Tea Catechin Association with Ultraviolet Radiation-Induced Erythema: A Systematic Review and Meta-AnalysisKapoor MP, Sugita M, Fukuzawa Y, Timm D, Ozeki M, Okubo TMolecules2021

論文URLはこちら

そのほかの緑茶記事

緑茶と運動でダイエット効果UP?最新研究が語る真実