緑茶と運動でダイエット効果UP?最新研究が語る真実
驚きの健康習慣:緑茶を飲んで運動するだけで…?

えっ、緑茶で運動効果が変わるの?
「どうせ運動するなら、効果を少しでも上げたい!」そんな気持ち、ありませんか?
実は、いつもの運動に緑茶(Green Tea)をプラスするだけで、体重や体脂肪の減り方に違いが出るかもしれないのです。
イメージとしては、運動という火に小さなうちわで風を送るようなもの。
火(=運動の効果)自体が大事ですが、うちわ(=緑茶カテキン)があれば、燃え方がちょっとだけ強くなる。そんなイメージです。
カギを握るのは「緑茶カテキン」
緑茶に含まれるカテキン(Catechin)は、ポリフェノールの一種。
研究によれば、脂肪の分解やエネルギー消費をサポートする働きが期待されています。
そのため「脂肪燃焼サプリ」の主要成分としても広く使われているんです。
なぜ効くの?緑茶と運動の仕組み
緑茶カテキンは、体内の「脂肪を燃やすスイッチ」を押す働きがあるとされます。
運動と組み合わせると、脂肪酸の利用が増え、エネルギーとして燃えやすくなる可能性があります。
ただし効果は“わずか”であり、あくまで運動自体がメイン。緑茶はサポート役という立ち位置です。
やってみる?今日からできる工夫
・運動前に温かい緑茶を一杯飲む
・1日あたり300〜500mg程度のカテキンが研究ではよく使われている量
・カフェインが気になる人は、デカフェ緑茶や低カフェインタイプも選べます
もちろん、無理な大量摂取はおすすめできません。毎日の習慣として、無理なく続けられる方法がポイントです。
要するにどうすればいいの?
- 緑茶を取り入れることで、運動による体重減少がわずかにサポートされる
- 脂質(コレステロールや中性脂肪)への効果は確認されていない
- 「運動が主役・緑茶は補助」というスタンスが大切
じゃあ、本当に根拠はあるの?
この研究が教えてくれること
2024年に発表されたシステマティックレビュー&メタ解析では、
「緑茶カテキン+運動」vs「運動だけ」を比較。
その結果、緑茶をプラスした方が体重・BMI・体脂肪率にわずかな改善効果が見られました。
一方で、コレステロールや中性脂肪などの血中脂質には効果なしという結論です。
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研究の中身を見てみよう
対象者・人数
10件のランダム化比較試験、合計476人(21〜70歳、男女両方、BMI 25以上)
研究の方法
緑茶またはプラセボを飲みながら、8〜24週間の運動プログラムを実施。運動内容は有酸素・高強度インターバル・筋トレなど。
評価項目と期間
体重・BMI・体脂肪率、そして血中脂質(中性脂肪・LDL・HDL・総コレステロール)を測定。
結果はどうだった?
・体重減少:有意に小さな効果あり(SMD = -0.30)
・BMI:有意に小さな効果あり(SMD = -0.33)
・体脂肪率:わずかに改善(SMD = -0.29)
・血中脂質:効果なし(有意差なし)
著者たちはどう結論づけた?
「緑茶は運動による体重減少をほんの少し後押しするが、脂質改善には追加効果なし。今後さらに研究が必要」とまとめています。
まとめ
緑茶は、運動によるダイエットをほんの少しサポートする程度の効果があるとわかりました。
脂肪燃焼の“主役”はあくまで運動。緑茶は「プラスαの小さな助っ人」として楽しむのがよさそうです。
「お茶を飲んで運動する」――そんな手軽な習慣が、続けるモチベーションにつながるかもしれませんね。
出典:この情報のもとになった論文
論文タイトル | 著者 | 掲載誌 | 発行年 |
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Does green tea catechin enhance weight-loss effect of exercise training in overweight and obese individuals? a systematic review and meta-analysis of randomized trials | Farhad Gholami, Jose Antonio, Mohadeseh Iranpour, Jason Curtis, Flavia Pereira | Journal of the International Society of Sports Nutrition | 2024 |