腸内フローラの乱れが肺に影響?意外な健康リスクとは【2025年】
驚きの健康習慣:腸内フローラを整えるだけで肺まで変わる?

えっ、そんなことで?腸と肺がつながる理由
「腸と肺はまるで“遠距離恋愛中のカップル”のようだ」と言われることがあります。
一見関係がないように見えても、実はお互いに影響を与え合っている、という意味です。
腸内フローラの状態が免疫や炎症に作用し、それが肺に届くことがあるのです。
実はこれ、あの腸内フローラがカギ
最近注目されているのが、「腸内フローラ(gut microbiota)」と慢性肺疾患との深い関係。特にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)では、善玉菌であるビフィズス菌 や乳酸菌 が少なくなりやすいことが複数の研究で示されています。
つまり、“腸のバランスが肺の調子を左右する”可能性があるのです。
なぜ効くの?簡単にわかる仕組み
腸内フローラが作る短鎖脂肪酸(SCFA)は、全身の炎症を抑える働きを持ちます。
SCFAが減ると、免疫バランスが乱れやすくなり、肺の炎症にも影響を与えるとされています。
今回紹介する論文でも、COPD患者の腸内フローラには特徴的な“乱れ”が確認されていました。
やってみる?今すぐできる小さな一歩
腸内フローラを整えるには、毎日の食事の工夫が効果的。
食物繊維、オリゴ糖、発酵食品などをゆるく取り入れるだけでも、腸内フローラは徐々に変化していきます。
あくまで治療ではありませんが、「腸を整える」ことは誰にとってもメリットがある習慣です。
要するにどうすればいいの?
- 腸内フローラのバランスは今日から整えられる
- 意識したいのは、善玉菌のエサになる食物繊維や発酵食品
- 今回紹介した研究で、腸と肺の深いつながりにも科学的裏付けがある
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じゃあ、本当に根拠はあるの?

この研究が教えてくれること
2025年にFrontiers in Cellular and Infection Microbiologyに掲載された最新のシステマティックレビューでは、
慢性肺疾患(特にCOPD)患者の腸内フローラには共通の乱れがあることが明確になりました。
特に、善玉菌とされるBifidobacterium とLactobacillusが有意に減少していた点が注目されています。
研究の中身を見てみよう
対象者・人数
合計27件の研究が対象。
COPD患者1,273名、健康対照者6,718名、さらに喘息患者559名を含む大規模データでした。
研究の方法
これはシステマティックレビュー&メタ分析で、複数データベースから集めた研究を統合。
腸内フローラの多様性(α多様性・β多様性)や、菌の増減を統計的に解析しています。
評価項目と期間
・α多様性(Shannon, Simpson, Chao1 など)
・β多様性(個人間の菌叢の違い)
・菌属レベルの相対存在量(Bifidobacterium、Lactobacillus など)
結果はどうだった?
COPD患者では以下が確認されました:
- 腸内フローラの多様性が低下(特にShannon指数)
- Bifidobacterium が有意に減少(SMD = −0.88)
- Lactobacillus も有意に減少(SMD = −0.73)
- 腸内フローラ構成が健康者と大きく異なる(β多様性)
これらはCOPD患者の腸内フローラが乱れていることを示す重要な根拠です。
著者たちはどう結論づけた?
著者らは次のようにまとめています:
「COPD患者では腸内のプロバイオティクスが減少しており、腸の乱れが免疫・炎症を介して肺に影響する可能性がある」
ただし、研究間のばらつきが大きいため、今後の大規模研究が必要であるとも指摘されています。
まとめ

今回の研究から、腸と肺が密接に影響し合う「腸−肺軸」がより明確になりました。
特にCOPD患者では腸内フローラの乱れが特徴的で、善玉菌の減少が目立ちます。
日々の食生活や腸ケアが、健康維持にとって思った以上に大切だと感じさせてくれる内容でした。
出典:この情報のもとになった論文
| 論文タイトル | 著者 | 掲載誌 | 発行年 |
|---|---|---|---|
| Gut microbiome dysbiosis in chronic lung disease: a systematic review and meta-analysis | Pan J, Zhang Y, Qiu S, et al. | Frontiers in Cellular and Infection Microbiology | 2025 |

