クロロゲン酸:コーヒーに豊富なポリフェノール!脂肪燃焼や血糖値にも関わる機能性成分
クロロゲン酸とは?
クロロゲン酸は、主にコーヒー豆やナス、じゃがいもなどに含まれるポリフェノールの一種で、フェルラ酸とキナ酸から構成されるエステル型フェノール酸です。
抗酸化作用に加え、脂質代謝や糖代謝に関わる機能性が注目されています。
特に、コーヒーを飲むことによって最も多く摂取されるポリフェノール成分のひとつです。
どんな働きがあるの?
- 抗酸化作用:活性酸素を除去し、細胞の老化や動脈硬化のリスクを下げる働きが報告されています。
- 血糖値の上昇を抑える:食後の血糖上昇をゆるやかにする効果があり、糖尿病予防にも期待されています。
- 脂肪代謝の促進:一部の研究では、脂肪の蓄積抑制や燃焼促進に関与する可能性が示唆されています。
含まれる食品
- コーヒー豆(焙煎により減少するが、なお豊富)
- じゃがいも
- ナス
- りんご
- ブルーベリー
どのくらい摂ればよい?
クロロゲン酸には日本国内での明確な「推奨摂取量」は定められていません。
参考までに、ドリップコーヒー1杯(約200ml)には約70〜350mgのクロロゲン酸が含まれています(焙煎度による)。
一部の特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品では、1日300mg以上の摂取を目安とした研究が紹介されています。
摂取時の注意点
- 過剰摂取により胃腸に負担を感じる場合があります。
- コーヒーの過剰摂取はカフェイン過多の原因になるため、1日3〜4杯が適量とされています。