食後の血糖値をやさしく抑える?桑の葉とクワイ茶の実力【2025年】
驚きの健康習慣:お茶を飲むだけで血糖対策?
えっ、そんなことで?血糖値の悩みをサポート
「食後に血糖値がグンと上がるのが気になる…」そんな声をよく聞きます。実は、毎日のちょっとした工夫が大きな変化を生むことがあります。
イメージとしては、坂道を自転車で一気に下るとブレーキが必要になりますよね。もし、最初から緩やかな坂だったらブレーキを強く握らなくても安全に下れます。
このお茶の役割は、まさにその“坂を緩やかにする”こと。つまり、血糖の急上昇を和らげるサポートをしてくれるのです。
実はこれ、桑の葉とクワイの組み合わせがカギ
今回注目されたのは、佐賀県神埼市で作られた「桑の葉とクワイ茶(MW茶)」です。 桑の葉には1-デオキシノジリマイシン、クワイの皮には豊富なポリフェノールが含まれています。これらは消化酵素の働きをやわらげることで、糖の吸収をゆるやかにする作用があると考えられています。さらに、両方を組み合わせることで相乗効果も期待されています。
なぜ効くの?簡単にわかる仕組み
食べ物の炭水化物は、酵素によって分解されて糖として吸収されます。
DNJはその酵素をブロックする働きがあり、ポリフェノールは糖の分解や吸収をゆっくりにします。結果として、食後の急激な血糖値上昇が抑えられるわけです。
さらに今回の研究では、血糖コントロールの指標となる「1,5-アンヒドログルシトール(1,5-AG)」の数値が改善したことも確認されています。
やってみる?今すぐできる小さな一歩
特別な準備は必要ありません。
お茶のパックをお湯に溶かして、食事の前に飲むだけ。続けやすいシンプルな習慣だからこそ、日常生活に無理なく取り入れられます。
要するにどうすればいいの?
- 毎日の食事前に「桑の葉とクワイ茶」を取り入れるだけ
- 血糖スパイクを抑える仕組みは、DNJとポリフェノールの力
- 科学的根拠に基づいた研究で安全性も確認済み
じゃあ、本当に根拠はあるの?
この研究が教えてくれること
2025年に日本で行われた臨床研究では、31名の参加者が2週間にわたって「桑の葉とクワイ茶」を摂取しました。その結果、食後の血糖値の変動が有意に抑えられ、安全性も確認されたのです。
研究の中身を見てみよう
対象者・人数
40〜60代を中心とした健康な成人31名
研究の方法
無作為化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験。 2週間「桑の葉とクワイ茶」またはプラセボを摂取し、1週間の休止期間を挟んで交代。
評価項目と期間
主要評価は血糖値の変動係数(CV)。連続血糖モニタリング(CGM)で2週間追跡。 副次的には食後血糖曲線(180分)や血液検査(1,5-AG、脂質、肝腎機能など)も測定。
結果はどうだった?
・血糖値の変動が有意に低下(p=0.0006) ・食後1時間の血糖曲線も有意に改善(p=0.02) ・1,5-AGが上昇し、血糖コントロール改善を示唆 ・安全性評価でも肝腎機能や低血糖リスクに問題なし ・総コレステロールも減少傾向
著者たちはどう結論づけた?
「桑の葉とクワイ茶の2週間摂取は、食後の血糖変動を抑制し、安全性にも問題はなかった。糖尿病予防や血糖管理のための自然素材として有望である」と報告しています。
まとめ
血糖コントロールは糖尿病だけでなく、健康維持に欠かせない要素です。 今回の研究から、「食前にお茶を1杯取り入れるだけで、血糖スパイクを和らげられる可能性がある」ことがわかりました。 簡単に始められる習慣として、試してみる価値はありそうです。
出典:この情報のもとになった論文
| 論文タイトル | 著者 | 掲載誌 | 発行年 |
|---|---|---|---|
| Evaluation of the Postprandial-Hyperglycemia-Suppressing Effects and Safety of Short-Term Intake of Mulberry Leaf and Water Chestnut Tea | Shinkawa Y, Yasuda M, Nishida Y, et al. | Nutrients | 2025 |

